みなさん、メトホルミン」をご存知でしょうか?
現在、メトホルミンを、老化を病気としその根本原因から対処する初の薬として、
許可させようという取り組みが世界でなされています。
※メトホルミンを抗老化薬として処方する国は現時点でない。
目次
メトホルミンとは?
メトホルミンは、1950年代から糖尿病の治療に使われており、70年以上の使用実績のある薬です。
米国では米食品医薬品局(FDA)が1990年代に認可し、現在では糖尿病治療の第一選択薬となっています。
日本でも糖尿病治療薬として広く使われています。
メトホルミンは、インスリン分泌の増加をともなわないので、これだけでは低血糖を引き起こしにくく、
広く利用されています。
※インスリン:体内の糖の代謝を調節して、血糖値を一定に保つ働きをもつ。
メトホルミンの素晴らしいところは、いくつもの疾患に対してよい影響を与え、
たとえば、がんリスクを40%低減(肺がん、結腸・直腸がん、脾臓がん、乳がんなど)させる研究結果がでています。
仕組みとしては、メトホルミンは体内でNADという物質を増加させて、
長寿遺伝子といわれるサーチュイン遺伝子を活性化させます。
結果として、あらゆる器官を若く保てるようにする老化防止機構を始動させるのです。
メトホルミンの効果は?
これまでメトホルミンを使用したヒトでの研究がなされており、他に以下のような結果が示唆されています。
- 糖尿病予備群の糖尿病発症を抑える
- 健康寿命を延ばす
- 糖尿病患者だけでなく糖尿病でない人でも、アンチエイジングの効果がある
- 腸内細菌に好ましい影響を与える
- 他の治療薬と比べ、2型糖尿病患者の動脈硬化を抑制し、心血管疾患の発症リスクを減少させる
- メトホルミンを投与した70歳代の糖尿病患者は、糖尿病でない人に比べ死亡率が15%減少する
- がんを抑制する作用があり、血管にダメージを与える活性酸素が増えるのを防ぐ抗酸化作用もある
- メトホルミンを服用している患者は、そうでない人よりも際立って健康状態がよいのである
- メトホルミンには胃排出の抑制効果や食欲の抑制作用による体重減少効果がある
ちなみに、私は「LIFE SPAN 老いなき世界」の影響を受けて、
2023年4月より毎朝メトホルミンを、1日あたり1,000mg摂取するようにしております。
今のところ、メトホルミンによる副作用など特になく、体調への悪影響はないです。
健康長寿を信じて、服用を続けていきたいと思います。
それではまた